妻の浮気相手は料理教室の生徒仲間。すぐに別れてもらい、夫婦関係を修復

妻が「料理教室に通いたい」と言ってきたのは、お互いが30歳の誕生日を迎えて間もない頃でした。妻が幼い頃から親しんできたレシピ本の著者が、近傍の駅ビルで講座を開くことになり、そこに生徒として登録したいというのです。

料理講座に行き出すと、楽しくて仕方ない妻。そのうち同窓会にも通うように

レシピ本の著者の話は、よく聞かされましたし、習ったレシピは復習を兼ねて夕食に作ってくれると言うので、私は反対もしませんでした。その2ヶ月後から通いだして、妻は約束通り、毎週レシピの料理を作ってくれました。

目新しい料理が毎週出てくるのは私にとっても嬉しく、憧れていた人に直接料理を教えてもらえるというので、妻も講座に行くのが楽しくて仕方ない様子です。その週に一度の講座通いは、6ヶ月続きました。

妻はその講座を終えたあとも、同じ生徒仲間にしばしば会いに出かけました。熱心な料理好きばかりらしく、話が合うようです。そのうちに一種の同窓会組織ができ、1ヶ月に1度位の割合で創作料理を持ち寄ろうという話になったそうです。

妻は、同窓会の世話役のような仕事を引き受けました。専業主婦でしたし、子供もまだいませんでした。それに講座に通っていたときの幸せそうな顔を覚えているので、私は妻がそうやって人と交流を持つことに対して、嫌な気持ちは持ちませんでした。

講座同窓会の世話役で帰宅が遅くなり、態度が変わってきた妻へ不信感が…

世話役はなかなか忙しいようで、私が会社から帰ってきても、妻が家にいないことが何度かありました。私がひとりで食事を取っているところに帰宅して、バツの悪そうな顔をしながら、「ごめんね」と言う事もありました。

しかし、そんな生活ぶりに充実を感じるのか、妻の遅い帰宅はそれからも続いたのです。そのうち私の心の中に、なにかおかしい、という気持がしてきました。妻の私への態度に、何か変化を感じたせいかもしれません。

女友達だと思っていたオーちゃんを名簿で調べたら、実は男性だと分かる

私は急に思い立って、その妻の属する同窓会組織の名簿を見てみました。ほとんどが女性の中に、ひとりだけ男性がいます。その名前が「O原」でした。私は最近、妻がよく「オーちゃん」という名前を口にすることに気づいていました。

「オーちゃんがこんなこと言って」「オーちゃんがまた変な料理を作って」などとさも親しげなのですが、彼女によるとそのオーちゃんは、三十代の主婦のはずでした。ところが名簿には、オーちゃんなどという愛称で呼ばれるような名前は、その男性のものしかないのです。

オーちゃんについて問い詰めると、白状する妻。二人でホテルに行ってた!

私は次の日曜日、朝食後にPCで同窓会関係の書類を作り出した妻に、「オーちゃんって男性なんだな」と思い切って言いました。すると驚いた事に、妻はキーボードを打つ手を止め、いきなり泣き出したのです。

私も勢いに乗って問い詰めると、妻はやはりその、O原という男性と浮気をしていました。彼もやはり同窓会の世話役で、二人きりで何度か会う機会があり、そのうちになんとなくいいムードになって、ホテルに入ってしまった、といいました。

O原は40歳代、奥さんを病気で亡くした後一人暮らしをしていて、その寂しげな雰囲気に惹かれるものがあったのだそうです。「そいつの事が好きなのか?」と私はショックに耐えながら聞きました。

「同情から、浮気してただけ」妻の言葉に離婚を回避。1年で平静さを取り戻した

「好きってわけじゃない。ただ同情しただけ」と妻は言いました。もし、「好きだ」という答えなら、私はそのまま妻を殴ってしまい、離婚を考えたでしょう。妻はじきに同窓会を離れ、O原と別れました。

当然、私と妻との関係はギクシャクしましたが、1年ほどたってからようやく私の心も平静になり、軽い口争いもなくなりました。経済的な余裕もできはじめ、「そろそろ子供を作ろうか」と言い出したのはその頃でした。そして長男が生まれたのは、それから1年後のことです。